学校長挨拶

1、勉強と喜び
2014年度のノーベル平和賞がパキスタン人のマララ・ユスフザイさん(17歳)に授与されました。マララさんは女性が男性と同様に教育を受けられるように訴え活動してきました。イスラム過激派組織の銃弾を受けましたが、一命をとりとめ、回復後も誰もが自由に教育を受けられるように活動しています。
世界で見ると日本は自由に勉強できる国です。日本は飢餓のない成熟した自由に発言できる社会で、アジア諸国では圧倒的に多数のノーベル賞受賞者を輩出しています。各分野の専門家が自分のレベルを高めることによって、国を活性化してさらに成熟した社会を作ることができます。私たちは時々自由に教育を受ける権利の有難さを忘れることや学習をストレスと感じることもあります。しかし、人間にとって新たな知識を得ることは人生を楽しく過ごす大きな要因で、勉強した成果がでると充実感や自信を得るとともにさらなる意欲につながります。

2、専門職への期待
徳島健祥会福祉専門学校は理学療法士、作業療法士、介護福祉士、保育士を養成しています。理学療法士は、障がい者に対する運動療法、電気刺激等の物理療法、服の着替えや入浴等の訓練により能力や機能を回復させます。作業療法士は、障がい者に対し、創作活動やレクリエーション、生活活動を通し、日常生活をスムーズに過すための複合的な動作を可能にします。介護福祉士は、身体精神障がい者 を心身の状況に応じて介護するとともに、その介護者に対して介護に関して指導します。保育士は保育所、児童福祉施設等の施設で、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関して指導します。これらの専門職はいずれも国家資格で、専門的知識、高度な技術とともに優しい心があって初めて信頼されるので、誇りをもって働く生きがいのある仕事です。少子高齢社会を迎えている日本社会にとって、若い人材の活躍が期待されています。

3、礎を築く学校生活

専門職は障がい者、高齢者、子ども等の社会で弱いヒトをケアします。ヒトは身体とともに心や気持ちによって元気にもなり、また反対に病気になったりします。したがって、「専門的な知識と技術Jに加えて「ヒトをやさしく守る気持ち」、「対話能力」「社会のルールを守ることや常識、マナー」等を磨くことも必要です。専門学校の学習で一生分の知識や技術を得ることはできませんが、その基盤を養うことが可能です。基盤を養うとは、知識や技術を個々の患者さんに適応できるように知恵を働かせることです。その基盤によりヒトとの交流を円滑に図ったり、本や文献を読み必要な情報を見つけることができます。これまでの受け身の勉強から積極的な学習により、社会で活躍できる魅力ある人間として飛躍することができます。
専門学校は介護の重要性を発信し、科学的介護が実践できる人材の育成を目指しています。グループ内に、病院、介護施設、保育園を有しており、学校と連携した充実した実習が可能で、優秀な人材は就職も可能です。学校生活では学校祭や海外研修を通した学習と、友人との交流や教員との語らいによって成長することができます。教員は介護現場との連携による卒後教育や研究も目指しており、希望に燃えた多くの若人とともに学習していけることを願っています。集まれ若人、将来に向かって共に飛躍しよう! !